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2012年3月15日木曜日

困ったときは街に出よう

建築に取り組んでいるみなさん、悩みは多くないでしょうか?
私は悩んでばかりです。
細かいことですが、、

・男子トイレの小便器の面台の高さ
・マンション外壁の幅木部分とアスファルトとの取り合いのタイル貼りの有無
・屋外階段で周囲がルーバーなどで囲われている場合のルーバー側の手すりの有無
など、ハタと考えると迷ってしまう場合はどのようにしていますか?
メーカー標準や国交省の標準詳細図を調べたり、経験者に聞いたりする人が多いのではないでしょうか?
それも有効ですが、もう一つお勧めの方法があります。

それはずばり、「街に出る」です。

出勤前や昼休みなどに現場の周囲を散歩がてら30分ほど歩き回ると、世の中の標準が分かります。
回答は一つではなく、さまざまな理由で決まっているので決定までの本当の理由は分かりませんが、参考になります。

特にみなさんがよく知っている建物の場合は、打合せ時に有効です。
「このトイレは〇〇のトイレで、面台の高さは△△でした。」
「ああ、あそこなら行ったことあるけど、違和感はなかったね。じゃぁ、△△にしようか。」
など、打合せがスムーズに進みやすいです。

ポイントは、
・写真を撮ってビジュアルで説明する
・複数の建物を回って割合を出す
ことです。
「トイレの面台の高さを7カ所撮ってきましたが、△△の高さの箇所はそのうちの5カ所でした。」という感じです。

現場が街中じゃない場合でも、家族と休日にお出かけがてら数カ所回れば、家族サービスも同時にできます。

数を撮ろうとして、トイレばかり何カ所も回るのは考えものですが。。。

下の写真は、屋外階段で周囲がルーバーなどで囲われている場合のルーバー側の手すりの有無で、上が手すりあり、下が手すりなしです。

こんなことを感じることが出来るのも、建築屋ならではの醍醐味かも
と感じます。



今枝

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