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2013年4月2日火曜日

手摺の設置場所に応じた強度

建物において吹抜けやバルコニーに転落防止として手摺を取り付けますが
人が寄りかかっても壊れない物にしなければなりません。
しかし、場所によっては、複数の人が同時に寄りかかったり、ぶつかったり、
手をかけたり、ではその人たちが転落しないようにするには手摺の強度
どれだけにすれば良いのだろうか・・・

ウ~ン・・・わからない

ということで調べてみると、いろいろと出てきました。

主には、
・ベターリビング(BL)
・日本建築学会
・日本アルミ手摺工業会
・日本金属工事業協同組合
等の団体から強度についての数値が出ています。

「ベターリビング」のHP(http://www.cbl.or.jp/)には
「優良住宅部品認定基準」-「墜落防止手すり」
http://www.cbl.or.jp/blsys/blnintei/pdf/ssr10EX.pdf
という資料がありました。

その中に、廊下やバルコニー等の用途に応じた強度が出ています。





ベターリビング(BL)の基準を満たして認定を受けた製品は
「BL認定品」として流通しています。

「日本アルミ工業会」のHP(http://www.apajapan.org/tesuri/)には、
「工業会の取り組み」
として、実際に人が寄りかかる実験をして数値を出した資料があります。











アルミ製の手摺の強度区分として、「100型」と「125型」と設定しています。

なるほど、これで設置場所に対しての手摺の強度の基準がわかりますね。
あとは設計者と実際の建物で、通行する人数の想定を確認して合意をすれば
OKですねっ!!

T.F

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